南部に拠点を置く情報当局筋は10日、新興分離主義組織RKKの首領と目されるマセー・ウセン容疑者が潜伏先のマレーシアからナラーティワート県ルーソ郡ラーロ地区内の村内に移動し、組織の幹部6人を招集し謀議を行うと共に破壊活動の準備の為の資金を幹部に分配したとの情報があることを明らかにしました。 配分された資金は12月27日から1月3日の間に計画されている広域に渡る破壊活動に備え、人員を雇い入れる等の資金として利用されるものと見られているようです。 また、若者の構成員が多いと見られているアーバーダンの首領と目されるイスマエール・ラヤロン容疑者が、破壊活動に向け潜伏先のマレーシア領内で若者100人を集め軍事訓練を行い、訓練を受けた一部の者が既にナラーティワート県スンガイ・パーディー郡からタイ領内に戻り、各自の受け持ち地域で、最も観光客が多く、また最も当局側に打撃を与える事が可能な年末年始の時期に計画されていると見られる破壊活動の準備に入ったとの情報もあるようです。
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