タイのタクシー業界では、既存タクシーとアプリ配車タクシーの顧客の争奪戦が起こり、既存タクシー運転手らは政府に対策を要求しているが、顧客にも選ぶ権利がある。韓国のラッパーでユーチューバーのオッパ・ホンさんは、「タクシー運転手に騙された」とタイでの体験を語っている。
マティチョンの報道によると、オッパさんは自身のインスタグラムにメッセージ付きの動画を投稿。タクシー運転手は、オッパさんと妹に1000バーツ(約4400円)の定額料金を請求し、メーターを作動させなかったため、口論になったという。
2人はサイアム・パラゴンからタクシーに乗った。降車場所は不明。1000バーツの料金には高速料金75バーツも含まれている。
現地在住者の話によると、渋滞の有無にもよるが、バンコクを縦断しても料金は300~400バーツ程度が普通だという。
オッパさんは、「タクシー運転手に騙されました。気を付けてください。警察を呼んだが、タクシーは途中で逃亡しました」と語った。
投稿には多くのコメントが寄せられた。「タイ人が既存タクシーを利用しない理由はこれ。配車アプリの方が安全」、「それなのに配車アプリを使うと文句を言うなんて。酷い」、「結局1000バーツ払ったの?こんな目に遭うなんて申し訳ない。タイ人も外国人も騙される」など、既存タクシーへの批判が相次いだ。