民主党のテープタイ・セーンポン氏(元ナコン・シー・タンマラート県選出下院議員)は12日、チャワリット元首相のタクシン前首相帰国支持発言は政治的な罠であると指摘しました。 発言の中でテープタイ氏は、チャワリット元首相がタクシン体制を支えた屋台骨の一つであったことを忘れるべきでは無いと指摘した上で、同元首相の言に従ってタクシン前首相の帰国を許す事は新たな情勢激化を誘発する事に他ならないと指摘しました。 また、チャワリット元首相が、国家安全保障評議会を批判したとの取れる発言を行った事に関しては、同元首相が良いイメージを装いながらタクシン体制の残党の言を代弁していたに過ぎないとの印象を受けたものの、いずれにしても発言の背後に国家安全保障評議会が掲げた公約とこれまでの実績との乖離に対する国民の失望があるとの感は否めないとの認識を示していました。 一方、新選択肢党党首のチャルゥム・ユーバムルン警察大尉は12日、現在調査が進められているチンナワット一族が絡む不正疑惑に関する結論が出るまでは、タクシン前首相がタイに帰国する事はあり得ないとの認識を示した上で、チャワリット元首相の発言に対しては、陸軍司令官及び首相を歴任してきた立場をわきまえない不適切な発言であるとした上で、常に中立的な立場での発言を心掛けるべきであると指摘していました。
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