国家安全保障評議会のソンティ議長は3日朝、タクシン前首相が現在中国国内に滞在中であることを確認している事を明らかにしました。 この発言は、3日付けのマティチョン紙が、ASEAN+中国首脳会議に出席する為にスラユット首相が中国を訪問した時に会わせ、タクシン前首相がスラユット首相と接触する為に中国へ飛んだが、結局接触は適わなかったと報じていたことを追認したもので、ソンティ議長によると、通常は中国国内のタイ大使館からタクシン前首相の動向が報告される事になっているが、今回に限っては別の筋から同前首相の中国入りを確認したとのこと。 尚、前後してタクシン前首相の法律顧問であるノパドン・パタマ氏は、前首相が中国入りした理由については明らかに出来ないと断った上で、同前首相の中国入りが事実である事を確認していました。 また、前首相の帰国の可能性に関しては、ノパドン氏は当面帰国する予定は無いとしたものの、情勢が安定化し帰国が実現した場合には、前首相が再度政治活動を再開する可能性があることを明らかにしていました。 尚、ソンティ議長は、タクシン前首相の帰国の是非に関してはスラユット首相に聞くべき事柄であるとして、直接のコメントを避けていました。 (タイ時間 15:30) * ネーション等の速報によると、タイ・ラック・タイ党のヂャートゥロン暫定党首が、中国滞在中のタクシン前首相と協議を行うために2-3日以内に中国に飛び立つ模様。
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