30日正午頃、タイ中部サラブリー県ノーンケー郡のヘマラート工業団地にあるティッシュペーパー生産工場で大規模火災が発生。8人が死亡、26人が負傷、2人が行方不明になっている。当時、従業員約300人が勤務中だった。
タイラットなどの報道によると、ノーンケー警察署は火災発生の通報を受け、災害救援隊員と共に出動。消防車約50台、救急車10台が現場へ駆けつけた。
現場は、ディッシュペーパーの製造販売を手掛けるリバープロ・パルプ&ペーパー社の敷地内(35ライ)で、3階建てのオフィスビルや紙保管庫があった。火災は紙保管庫の1階で発生。午後6時55分に鎮火した。
火災により8人が死亡。従業員26人が負傷して病院へ搬送された。建物内に取り残されているのは2人とみられる。3階建てオフィスビルが全焼し、保管庫の屋根も崩落した。
従業員の話によると、当時、工場内には320人が勤務中で、昼休憩の時間だった。製紙工場のベルトコンベアで火災が発生し、火災報知器が鳴ったため、従業員らは一斉に逃げ出したという。火災原因については、機械と電線がショートした可能性がある。