前暫定政権関係者の消息に関しては依然情報が錯綜していますが、タクシン前暫定首相は国外に留まり、情勢を見極めた上でタイに帰国する意向を明らかにしています。一部報道によると、既にアメリカを出国しイギリスに向かっている模様。 また、前暫定首相夫人のポヂャマーン女史は、前暫定首相のポチ二号にまで上り詰めたネーウィン・チットチョープ氏に伴われ19日21時過ぎにシンガポールに脱出(長男も動向との報も)、また、パランタム党時代から前暫定首相にべったりだったスダーラット・ゲーユラパン女史は19日18時過ぎにフランスに脱出しているようです。 タンマラック前暫定防衛大臣の消息に関しては、軟禁状態にあるとも、既に郊外に脱出し巻き返しの為に体制を整えているとの報もありますが、直接タンマラック邸に向かった記者のレポートでは、自宅前の警備に当たっている数人の当局関係者が、現在所用で外出中とのみ応えているようです。また、チットチャイ前暫定副首相は自宅軟禁状態に置かれていると見られているようです。 そういえば、私が星駐時代だった当時に発生した前回のクーデターの際に、国外に一時亡命していたチャルゥム・ユーバムルゥン警察大尉が、当時の自宅(エリザベス山)の近所で悠々自適な亡命生活を送っていた事を思い出してしまいました。
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