民主主義市民連合幹部の一人であるソンティ・リムトーングン氏は14日、暫定政府に対して、先に日帰りで行われたタイ・カンボジア首脳会談の席上で協議された海上国境線問題に関する詳細を明らかにする様に要求しました。 ソンティ氏によると、先に行われた首脳会談の席上で、カンボジア国内に於けるエネルギー利権と引き替えにトラート県の沖合に浮かぶ、観光資源として開発が計画されているグート島をカンボジア側に引き渡す密約が交わされた疑惑があり、また同様にラオスに対しては通信衛星絡みでタイ国内の国境線にある村を引き渡す密約が交わされていた疑惑があるようです。 そう言えば、カンボジア日帰り訪問に先立ってタクシン暫定首相が、"観光開発に思いを巡らす"為にグート島に渡ろうとして結局高波に拒まれて断念したなんてことがありましたね。 一方、総選挙日程に関しては、ソンティ氏は国王の思し召しに則り公明正大な総選挙を実現させるためにも、地方選挙委員会レベルから改革に取り組み選挙委員会の中立性を担保してから総選挙を行うべきであり、いたずらに急いで総選挙を実施するべきではないとし、また、タクシン暫定首相に関しては、首相の継続は不可能と自覚している立場と、総選挙の票の結果により再度首相に就きたいという立場の二つの立場で賭けに臨んでいると指摘していました。 また、ソンティ氏は14日の記者会見の中で、ムァン・タイ・ラーイ・サプダーがch9で放映中止となり野に出て1周年を迎えることを記念して、22日にサナーム・ルワンで連合幹部参加のもとで市民集会を開催する方針を明らかにしていました。
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