11日11時過ぎ頃、ヤッラー県県都内にある雑貨店で、バイクで現れた人数不明の一味が43歳の仏教系の女性店主を射殺すると共に携帯電話による遠隔起爆式の爆発物を店内に仕掛け、現場検証に現れた当局関係者の到着にあわせ爆発させるという事件が発生しました。 この爆発により、現場に駆けつけた当局関係者6人(報道により7人)全員が負傷を負いました。 この事件に先立ってヤッラー県県都内では11日3時過ぎ頃、ゴム液の採取作業に向かうためにバイクで路上を走行中だった54歳のイスラム系住民男性が、道路脇に潜んでいた人数不明の一味に銃撃され重傷を負うという事件も発生していました。 また、ナラーティワート県スキリン郡内では、タムボン行政機構の建物が放火され全焼するという事件が発生しているようです。 一方、コンサック暫定国務大臣は11日、政府側には一連の不穏な動きに関与している一味側と交渉を行う方針は無いことをあらためて確認しています。 これは、11日付けの一部紙面で、政府側が直接交渉に向け動き出していると報じていたことを受けたもので、コンサック暫定国務大臣は、この様な話は安全保障会議の席上を含め一切政府内で行われておらず、どの様な意図があってこの様なデマ情報が伝わったのか解らないと語っていました。
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