8日に開かれた特別暫定上院議会で、最高得票数を獲得して新選挙委員会委員に選出されたプラパット・ナイヤゴーウィット氏(元検事副総長)は9日、国王の思し召しに則り公明正大な総選挙を実現させ情勢の解決に結びつける為にも、現在10月15日に行われる見通しになっている総選挙を約1ヶ月間先延ばしにするべきであるとの認識を示しました。 プラパット氏によると、新委員会メンバーによる総選挙の準備だけでなく、特に地方の選挙委員会の中立性を担保するためにも約1ヶ月間先延ばしにするべきであるとのこと。 この発言に先立ってタクシン暫定首相は、国王による認証等の手続きに時間がかかることから、10月15日に予定されている総選挙は先延ばしするべきであるとの認識を示していました。 一方、プラパット氏は、14日に今回選出された5人の選挙委員会メンバーが集まり選挙委員会委員長の選出を行うと共に、今後の職務方針について話し合う予定になっている事を明らかにしています。 また、特別暫定上院議会で選出から漏れたゲーオサン・アティポーティ氏が、選挙委員会事務局長への就任に意欲を見せている事に関しては、選挙委員会委員5人の協議による決めるべき問題であるとし、いずれにしても知識、才能面何れも優れた人物が就任するべきであると語っていました。
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