エボラニ(神奈川県横浜市)が提供するLINEミニアプリ・チャットボット開発ツール「anybot」が、タイ・バンコク中心部に開業した複合施設セントラル・パークの空中都市公園「デュシット・アルン」に採用された。来園者はスマートフォンを通じて情報やサービスにアクセスし、イベントや施設をより便利に利用できるという。
同社によると、誰もが安心して集える交流拠点を育て、繰り返し訪れたくなる公共空間づくりを支えることが目的。デュシット・セントラル・パークは今年9月に開業した大型複合施設で、ホテルと商業施設、オフィス、住宅のほか、国内最大の空中公園デュシット・アルンを整備。公園でのイベントや長期的利用促進を支える仕組みが求められていた。
同社の「anybot」採用により、公園のLINE公式アカウントコンテンツを提供。来園者はインフォメーションやマップ、アクティビティにLINE上からアクセスし、公園施設の予約、チェックイン・チェックアウトも可能。イベント登録や来園アンケートのフォームも提供する。
今後は、LINE for Businessが提供するCRMプラットフォーム「MyCustomer」と連携し、ポイント付与や報酬クーポンを発行予定。リピーターを増やし、継続的な来園を促進する。また、LINE Payと連携し、施設利用やイベント参加時に発生する料金のキャッシュレス決済を導入予定。
同社は「初めて来園する人も迷うことなく必要な情報を取得し、公園を楽しむことができる。来園者の声を反映しながら運営を改善し、誰もが繰り返し訪れたくなる公共空間づくりに貢献する」としている。