タイの複合企業チャロン・ポカパン・グループ(CPグループ)は、加盟店やパートナーのサービスポイントを統合する「Amazeスーパーアプリ」をリリースした。ユーザーは現金と同じようにポイントで買い物ができる。2025年末までに、参加加盟店1800店を目指す。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、CPグループ傘下のALL POINT、My Lotus’s、Makro PRP POINT、True Pointなどのポイントや、KrungSri、FirstChoice、POINT X、UOB、BBL、GSB、Kbankなど主要クレジットカードのポイントを同アプリに統合。全ポイントが1つのウォレットにまとまるため、ポイントが分散したり、期限切れになったりする心配がなくなるという。
集めたポイントは、最低購入金額の条件無しで現金と同様に利用できる。アプリ内には、「マーケットプレス」と「Amaze Mall」のオンラインショッピングモールがあり、約500ブランドの正規品を購入できる。
また、セブンイレブンやロータスから商品を注文し、1~3時間以内に配達するサービスも利用できる。
CPの電子商取引グループのエグゼクティブディレクター、タリン氏は、「タイ人が開発した安全で透明性のあるシステムを通じ、複数サービスのポイントを実際の価値に結びつける」と述べ、タイが自ら所有できるデジタルインフラを目指すとしている。