タイ陸軍は9日、カンボジア国境の戦闘地域で、さらに2人のタイ兵士が死亡したと確認した。週末から激化した戦闘のタイ側の死者は3人となった。
マティチョンなどの現地報道によると、9日早朝から、タークワイ寺院やプレアヴィヒア寺院周辺で複数の戦闘が発生。緊張が急激に高まっている。
タイ軍は戦車やF16戦闘機を展開し、カンボジア軍の軍事拠点とされる国境近くのカジノ施設を破壊した。第1軍管区は9日、サケーオ国境のカジノ施設がドローンの発射拠点になっているとして、戦車から砲弾を発射して攻撃。また、ウボンラーチャターニー県のチョンアンマ国境にあるカジノ施設が司令センターとして機能していたと述べ、F16戦闘機が破壊した。
第2軍管区の報告によると、カンボジアは多連装ロケットや大砲、爆撃ドローンを使用し、タークワイ寺院、タームアン寺院、チョンプロッターン、カオプラウィハーン、チョンライー、プーマクア、600高地、バーンプミソロル・モー12、チョンアーンマー、チョンボック、プラーンヤーオなどを攻撃。ドローン爆撃による攻撃が激しい地域は、パヤーサッタバン、チョンアーンマー、561高地だという。