タイ小売り大手セントラル・リテールグループ傘下のフード・セントラル・リテールは、地元住民や外国人旅行者をターゲットに、南部スラートターニー県とプーケット県で2025年に3店舗を新規出店する。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、スラートターニー県ではトップス・ヘブンズ・サムイ店とトップス・スラートターニー・パガン店、プーケット県ではトップス・カマラ店を出店する。
タイ国政府観光庁の統計によると、2024年の外国人旅行者は前年比26%増加。観光スポーツ省によると、南部の観光収入は6600億バーツだった。
同社の最高経営責任者ステファン・コウム氏は、2025年のタイ観光市場は成長を続け、2026年までにトップス店舗を1000店まで拡大できると述べた。積極的に各地で支店を拡大し、地元の雇用機会を創出するという。
ヘブンズ・サムイ店の店舗面積は870平方メートル。チャウエン・ビーチにオープンした新コミュニティモール「ヘブンズサムイ」内に出店する。
パガン店の店舗面積は550平方メートル。リン・ビーチとトンサラ・ビーチを結ぶ道路上で初のスーパーマーケットとなる。トップスの調査によると、パガン島の旅行者はヨーロッパ人が約6割を占めており、同店では高級品や限定品を中心に約1万1000点の商品を揃える。
カラマ店の店舗面積は950平方メートル。カマラ・ビーチで初の高級スーパーマーケットで、世界クラスの商品を1万7000点以上取り揃えている。同店舗の周辺には1日に約3万4000人の旅行者が訪れるという。マクドナルドやフルーツ・フュージョン・オン・ザ・ゴー、キング・ケバブ、ファイブ・スター・チキンや、両替サービスも提供する。