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　医療機器開発のニプロ（大阪府摂津市）は21日、医療機器製造子会社のニプロタイランドコーポレーション（タイ・アユタヤ県）で、血管留置針の製造自動化設備を追加導入したと発表した。

　同社によると、製造自動化設備は、同社の生産技術センターが開発した。血管留置針の自動組立・自動検査を行う。カメラ検査機により、製品の品質向上も期待できる。設備1台の導入につき、月130万本の増産が可能となる。

　東南アジアや南米などの新興国では、血管留置針の需要が継続的に増加。生産力増強が求められているという。

　また同社は、ニプロメディカルLTDA.（ブラジル連邦共和国サンパウロ州）と、PT.ニプロインドネシアJAYA（インドネシア共和国西ジャワ州）でも同設備の追加導入を予定している。