伊藤忠商事(東京都港区)とプレミアグループ(東京都港区)は18日、タイの自動車販売金融(オートローン)会社であるEastern Commercial Leasing Public Co. Ltd. (ECL)の一部株式を第三者割当により取得すると発表した。3者が17日、合意書に署名した。
伊藤忠商事によると、同社の取得持分は25.1%。同社の株主総会で決定した。株式取得は関連当局の承認完了後、2024年度中に実行予定。
同社によると、タイのオートローン事業は東南アジア最大級の約13兆円規模。2026年までの年平均成長率は6.5%を見込んでいる。
ECL社は2004年にタイ証券取引所(SET)上場。銀行やノンバンクなどからの借入が困難であるサブプライム層を中心に、オートローンを提供している。日本でオートローン事業を手掛けるプレミアグループが2016年、ECL株式の25.5%を取得した。