タイの首都バンコクの最新複合施設「ワン・バンコク」が25日開業し、オープニングセレモニーにはタイの人気俳優ブライト(ワチラウィット・チワアリー)さんやイギリス人歌手カラム・スコットさんらが参加。1万人以上が華やかなイベントを楽しんだ。
開業を記念し、2024年10月30日まで、毎晩午後7時から午前0時に「世界最大の建築レーザー・マッピングショー」を体験できる。壮麗な光のショー「NEW SIGNAL」は、最先端の光と色彩の技術を駆使し、建物の外壁2万5000平方メートルを彩り、バンコクの中心を壮大な視覚芸術の世界へと誘うという。
ワン・バンコクはタイ不動産大手TCCアセッツと多国籍不動産会社フレイザーズ・プロパティが共同で開発。総敷地面積は17万2800平方メートルで、投資総額は1200億バーツ。3つのショッピングエリアと5棟のオフィスタワー、ホテルエリア、公共スペースなどで構成している。
ショッピングエリアは「ザ・パレード」、「ザ・ストーリーズ」、「ポスト1928」の3つ。このうち「ザ・パレード」と「ザ・ストーリーズ」は25日にオープンした。
最大エリアの「ザ・パレード」(総面積8万5000平方メートル)は幅広い世代に向けたファッション、グルメ、エンターテインメントを提供。人気ブランドや新進気鋭のファッションブランド、ホームグッズ、ライフスタイルブランドに加え、日本の象徴的なスーパー&フードホール「三越のデパ地下」も展開する。プレイグラウンドとウォーターパークを備えた「ハーバーランド」や、会員限定の映画クラブ「ワン・ウルトラスクリーン」もある。
「ザ・ストーリーズ」(総面積3万5000平方メートル)は都会的なストリートファッションやこだわりのビューティゾーン、地元の食文化を楽しめるエリアで、「Club 21 at One Bangkok Multi-Label Store」や「ジム・トンプソン」や「Swatch」などの人気ブランドが出店。米ニューヨークの「ウルフギャング・ステーキハウス」とイタリア老舗カフェ「COVA」がタイ初上陸を果たす。
今後オープン予定の「ポスト1928」は、高級ファッションブランドやオーダーメイドサービス、ホリスティックウェルネスオプション、ミシュランの星付きレストラン、体験型アートスペースを提供する。