トヨタ自動車は2日、カーボンニュートラルの実現へ向けた国内商用車連合コマーシャル・ジャパン・パートナーシップ・テクノロジーズ(CJPT)が、タイ・バンコクに新会社「CJPTアジア」を設立すると発表した。トヨタ、いすゞ自動車、スズキ、ダイハツ工業の参画に加え、認証不正問題で昨年8月にCJPTから除名されていた日野自動車が復帰する。
トヨタによると、CJPTアジアは資本金250万バーツ。代表取締役社長は中嶋裕樹氏(トヨタ自動車取締役・副社長)。アジアの商用車におけるCASE技術・サービスの企画を実施し、カーボンニュートラルの実現と物流課題解決への取り組みを加速させる狙い。今月の設立へ向け関係当局へ申請中だという。
また、日野は昨年発覚した認証不正問題について、「重く受け止め、車両の再認可や、一軒一軒のお客様へのご説明など、丁寧に対応させていただくと同時に、企業風土改革をはじめとする再発防止策を徹底してまいりました」と説明。トヨタはCJPTへ出資している株式(70%)から、10%を日野に再譲渡する。