プラチャーチャート・トゥラキットの26日付報道によると、日本のラーメンチェーンのハチバンは、タイ国内の店舗数を7割増の250店に拡大するため、バンコク近郊に9月、第2工場を開設すると明らかにした。
第2工場は、2006年に開設した第1工場の近郊で稼働する。敷地面積は約5000平方メートル。麺類と餃子の生産ラインを増設し、新型機械や自動システムを導入する。第2工場開設後、経済成長している地方の県を中心に、10年以内に店舗を拡大したい方針。
また報道によると、新型コロナウイルス感染症の影響で中断していたベトナムでの新規店舗の開設を再開し、年末に3店舗目をオープンする。1号店は2019年にホーチミン市で、2号店は今年4月にオープンしていた。
ハチバンラーメンは、バンコクや地方都市で151店舗を展開(2023年1月27日時点)。同社常務取締役の吉村由則氏は、「東京には1店舗もありません」とし、海外市場では地元消費者に合わせ、味を調整して価格も手ごろに設定していると説明した。
タイで人気のメニューは、トムヤムクンラーメンや鴨煮ラーメンなど。ご当地メニューは全メニューの30%、全地域の売上げの50%を占めているという。