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　中国の電気自動車（EV）メーカーのBYDオート（タイランド）は9日、ラヨーン県で建設中の自動車工場について、初のタイ工場での試験生産を2024年４月に開始すると明らかにした。正式生産は来年第３四半期の予定。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。

　新工場は、東部経済回廊（EEC）に位置する同県ニコムパッタナー郡のWHAラヨーン36工業団地内。敷地面積は600ライ。同社によると、新工場では、EVとプラグインハイブリッド（PHEV）を生産する。生産能力は年間約15万台で、国内販売向けと、アセアン・ヨーロッパへの輸出向けを生産する。

　タイ投資委員会（BOI）の許可は取得済み。建設の進捗状況は約５％で、計画より１カ月早いという。
　
　同社は、タイで「BYD ATTO 3」を発売後、売上げは好調で、同車の登録件数はEV首位の１万１千台に達し、引き渡し済みの同EVは１万５千台、タイ市場でのシェア率は35.2％だという。