長城汽車グループ傘下で、中国の新興車載電池メーカー「Svolt Energy Technology Thailand(SVOLT)」は6日、2億5000万ウォン(約12億5000万バーツ)を投入し、東部チョンブリー県シーラーチャー郡内に初の電気自動車(EV)向け電池生産工場と、エネルギー貯蔵システムを設立すると発表した。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
工場は6月に着工。工期は8カ月の予定で、2024年第1四半期の生産開始を目指す。初期段階の生産能力は年間6万個で、11万8000個まで拡大する予定。
バッテリーは主に、地域の長城汽車などの中国や日本のEVメーカー向けに生産する。ハイブリッドEV(HEV)用とプラグインハイブリッドEV(PHEV)用、バッテリー式EV(BEV)用の生産ラインがある。
また今後、タイを拠点に、東南アジア向けにバッテリー輸出を目指す。3年後にはリサイクルバッテリー工場の建設も予定している。