タイニュース速報ポータルサイトタイランド通信 タイ株　タイ経済情報

　発電やエネルギーインフラ開発などを手がけるJERA（東京都中央区）は9日、タイ石油公社 PTTと共同で、タイ国内での水素・アンモニア供給に向けたサプライチェーン構築に関する検討を開始することを定めた覚書を締結したと発表した。

　同社によると、覚書ではタイの脱炭素化に向け、水素・アンモニア分野で、①サプライチェーンの構築②アンモニアクラッキング技術による水素供給の実現可能性③水素・アンモニア製造事業の共同開発の3点について、検討を進めることを定めた。

　タイは国家エネルギー計画で、2050年のカーボンニュートラルゼロ、2065年のネットゼロ達成を宣言。化石燃料を使用しない水素・アンモニアは、脱炭素化へ不可欠なエネルギーとして注目されている。