セントラルグループと中国の通販大手JD.Comの合弁会社で、タイの大手通販サイトのJDセントラルは30日、3月3日にタイでの事業を終了すると発表した。
同社Facebookページでの発表によると、公式ストアは2月15日23時59分に注文を停止し、サイト内の他の販売業者は3月3日の23時59分に注文の受付を停止。すべての取引は3月3日までに完了する予定だという。納期は物流会社と販売者が決め、アフターサービスは3月31日まで提供する。
JD.Comはサービス終了の理由について、海外市場への拡張とサプライチェーン構築に注力したいと説明。約500人の従業員は解雇され、補償を受けるという。タイ事業開発局のデータによると、2021年の総収入は約74億バーツ、総営業費用は約93億バーツで、純損失は約19億バーツ。2018年のサービス開始以来、赤字が続いていた。
JDセントラルは2018年にタイでの事業を開始。模倣品を扱わず100%正規品を販売することをセールスポイントに、タイの三大ネット通販会社の1つとなった。