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　サイアム・シティ・バンク（ＳＣＩＢ）は、今年５ヶ月間で政情悪化の影響により不良債権（ＮＰＬ）比率が８％まで上昇したことを明らかにした。昨年末の反タクシン派団体の民主主義市民連合（ＰＡＤ）によるドンムアン・スワンナプーム国際空港占拠、今年４月のタクシン派団体の反独裁民主戦線（ＰＡＤ）によるデモ激化、そして新型インフルエンザも追い打ちをかけ、観光系中小企業を中心にＮＰＬが上昇したとしている。

　このことから、豪ベーカー・ティリー社と契約を結び、ＮＰＬおよび不良資産（ＮＰＡ）の売却を進めていくとしている。今年第３四半期には販売が開始され、目標設定している７０ー１００億バーツ販売できれば今年末までにＮＰＬ比率は５．５％まで下落するという。