タイ各地のダムで貯水量の減少が続いており、今年は水不足となる可能性が高くなっているが、タイ中部カーンチャナブリー県にあるシーナカリンダムも同様に危機的な状況のようだ。
タイ地元紙によると、同ダムの利用可能な水量は18億3100万立方メートルで、現在一日約1700万立法メートルほど放水しているそうだ。枯渇の恐れが出ており、ダム下流のメークローン川沿いの地域であるカーンチャナブリー県、ラーチャブリー県、ナコーンパトム県、スパンブリー県、サムットソンクラーム県、サムットサーコーン県に節水を呼びかけている。
また同県にあるワチラロンコーンダムについても、同様に水量の減少が続き枯渇する恐れが出ている。
今年はダム下流域での雨はそれなりにあるものの、ダム上流での雨が少なくダムに水が流れ込みにくい状況だそう。