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　野党民主党党首で前首相のアピシット氏が昨日（１２日）、２０１０年のタクシン派グループによる反政府集会に対して、治安維持部隊に強制排除を指示したとして、刑事裁判所に殺人罪で起訴された。

　タイ地元紙によると、治安維持部隊に実弾の使用を許可し、強制排除の際に死者を出したことが起訴の理由。

　同日、アピシット氏は裁判所にて、起訴事実を全面的に否認し、保釈金６０万バーツを支払い保釈された。

　検察庁は、アピシット氏に加えて、当時副首相で現在反政府グループを主導しているステープ氏も起訴される予定だったが、同氏から起訴延期を要望され、同日の起訴を見送った。