タイ地元紙によると北部タイホテル協会は、反タイ政府団体の民主主義市民連合(PAD)によるスワンナプーム国際空港などの封鎖による国内情勢の悪化により、北部チェンマイなどの観光業界は悲惨な状況になるとの見解を明らかにした。
現在タイ国内に足止めされている外国人観光客は推定約28-30万人といるとされ、帰国するためのウタパオ国際空港をはじめ、プーケット、チェンマイ空港に殺到しているという。
また足止めされている観光客は、1週間以内に各空港などから臨時便を航行させ出国できる見通しだが、同観光客が出国すると国内の観光地のホテル宿泊率と予約率が0%に近くなる見通しだという。例年同時期(ハイシーズン)の宿泊率は70-75%程度。
既に一部ホテルなどでは臨時職員の解雇が進んでおり、政情混乱による影響は今後さらに大きくなるとみられる。