タイ地元紙によると、シンハビール、LEOビールなどを生産・販売するシンハ・コーポレーションは、今年1−2月期のビール生産販売においてLEOビールが、1000億バーツ以上あるタイ国内ビール市場において40.3%となり市場シェア1位を獲得したことを明らかにした。市場シェア1位を獲得していたライバルのタイ・ビバレッジ社が生産するチャーンビールは、シェアを45−46%から35%まで減少した。
これはタイ・ビバレッジ社が格安ブランドチャーンビールとして販売していたが、同社が新たに格安ブランドアーチャービールを販売開始したことにより、チャーンビールの市場シェアを10%奪われたことが影響しているという。
今年のタイのビール市場は前年比4−6%増程度に留まると予想している。これは原材料や石油価格の上昇のため、売値を値上げしたためだという。