前日(10日)ソンクラ県サダオ郡警察はガーンチャナルチ通りにあるハーチアホテルの向かい側でマレーシア人の男性がずっと座っているとの報告を受けて、調査に向かった。
警察が到着するとその男性は寝ていたので、起こして事情聞いてみたところ、彼はマレーシア人のコック・ゴック・ガーン(41)であると説明、彼は6月5日に、タイ国に不法入国してきた。国境沿いの娯楽場で楽しんでいた所、女性と仲良くなり一緒に遊ぶようになった。彼女を信用して全財産を彼女に預かってもらっていたが、「ちょっと用事にいくからそこで待ってて」と言われたまた彼女は戻ってこず、五日間も待っていたという。現在、精神が不安定な状態で、会話が成立しない状態であるとの事。
周辺の市民によると、コック氏はここで五日間どこにもいかずじっとしており、同情して食事を渡しても食事をとらず、帰宅のための旅費をあげようとしても、その女性を待っているからいらないと拒否したという。当初は普通に話せる状態だったが、徐々に不安定になっていき誰とも話せなくなり、寝てばかりで、食事も取らずに水ばかり飲んでいた。このまま放っておけば死ぬか、通りがかりの人に危害を加えるかもしれないから、警察に報告したとの事。