タイ商工会議所大学(UTCC) 経済ビジネス予測センター(CEBF)のタナワット氏は、09年5月の消費者信頼感指数が前月付65.1から64.3に減少した事を明らかにした。
それと同時に、就職に対する信頼感指数が、前月付64.5から63.8に低下し、収入に対する信頼感指数が、前月付86.7から86.2に減少した。
下落原因として、国家経済社会開発局(NESDB)が今年第1四半期のタイGDP成長率が−7.1%だと発表した事、石油の国内小売価格上昇、政治の安定性(特に与党での不和)に対する不安、4月の輸出額成長率が−25.2%となった事、物価高に対する心配をあげている。一方、ポジティブな要素として、第1期経済促進政策が国内消費を促進できた事をあげ、消費者に心理的なポジティブ影響を与えたと分析、金融政策委員会が政策金利率を1.25%/年に固定した事も評価できるとしている。