タイの首都バンコク都のチャッチャート・シッティパント都知事は19日、都内の娯楽施設約1100カ所の安全検査を実施すると明らかにした。12日にバンコクの飲食店で33人が死亡した火災を受けた措置。
カオソッドなどの報道によると、チャッチャート都知事は、警察と都が19日夜に実施した、トンロー通りとエーカマイ通りの視察を受け、「高リスク」「顧客数が多い」「安全に関する苦情が出ている」施設から検査を開始すると述べた。
当局は、検査の結果、安全上のリスクが高いと判断した施設に即時閉鎖を命じる方針。今後、安全に収容できる顧客数の上限や、その他の安全要件も設定する。
アディソン警察長官は、都知事や警察幹部が出席した合同会議で、火災や緊急事態に備えた建物の安全基準に対する厳格な法執行が欠如していたことが原因の一つだと指摘。現行法が現状に合致していいない問題点も挙げた。
検査では、非常口やドア前の障害物、火災報知システムと警報ベル、消火器、自動スプリンクラー、緊急電源遮断システムを備えた電気制御盤などを確認する。バンコク都庁は、高リスクの建物を見かけた場合、通報システム「トラッフィー・フォンドゥ(Traffy Fondue)」に報告するよう都民に呼びかけている。