タイ工業連盟(FTI)の発表によると、2026年5月の産業景況感指数(TISI、100以上で好感)は、前月の85.3から84.7に低下した。減少は3カ月連続で、48カ月ぶり最低を記録した。
MGRオンラインの報道によると、FTIのピムチャイ会長は、輸出の伸びや外国直接投資(FDI)の恩恵を受けていない製造業が減速したと説明した。同時に、建設や農業、製造業では労働力不足が大きな課題で、生産力の低下や遅延につながっている。
また、ホルムズ海峡の緊張状態がエネルギーサプライチェーンに影響。ナフサや化学肥料など主要原材料の不足を招き、プラスチックや放送、石油化学、農業加工などの産業に影響していると述べた。
一方、デジタル技術と人工知能(AI)の成長が牽引し、電子製品の需要が拡大。電子部品やプリント基板、半導体の輸出にプラスとなり、産業部門を支えた。米国とイランの停戦報道はプラス要因だが、5月の指数評価に含まれていない。停戦状況が維持される場合、6月の指数が改善すると予測した。
3カ月後予測は、前月の92.8から91.8に低下。イランと米国の交渉が決裂した場合、エネルギー・石油化学のサプライチェーンの安定性に対する懸念が高まるとしている。