タイ商務省貿易政策・戦略事務局(TPSO)の発表によると、2026年5月の消費者物価指数(CPI、464品目、2019年=100、速報値)は103.20で、前年同月比2.79%増加。市場予測の3.10%増を下回った。
現地報道によると、同局のナンタポン局長は、中東紛争による国内燃料価格の高騰から指数が増加したと説明。公共交通機関の運賃や調理済み食品などの価格が上昇した。
1~5月の平均インフレ率は101.22で、前年同期比0.82%上昇した。
変動が激しい生鮮野菜とエネルギーを除いた5月のコアCPIは、前年同月比0.92%増の102.40。1~5月の平均コアインフレ率は0.70%。
項目別では、指数計算に使用する464品目のうち246品目で価格が上昇。コメ、キャベツ、パクチー、スイカ、食用油、水、調理済み食品、食品配達、バン運賃などが値上がりした。
共益費や不動産保険料、私立クリニックでの健康診断など、96品目は価格据え置き。豚肉や鶏肉、鶏卵、白エビ、オレンジ、インスタントコーヒー、軽油、シャンプーなど122品目が値下がりした。
ナンタポン局長は、5月のインフレ率が市場予測より低かった理由について、主要品目の価格下落を挙げた。生鮮野菜は天候の改善により需要が減速。肉や卵も生産量の増加で需要が減少した。