トヨタ・モーター・タイランドの25日発表によると、2025年11月の国内販売台数は5万1044台で、前年同月比20.6%増加した。上昇は8カ月連続。同社は前月に続き「自動車業界にとって明るい兆しを示している」としている。
同社によると、乗用車は同6.5%増の1万9174台。商用車市場は大幅に改善し、同31.1%増の3万1870台。1トンピックアップトラックは同5.5%増の1万5226台。
ハイブリッド自動車(HEV)は同38.4%増の1万1594台で、1~11月の累計販売台数は12万6293台。電動車(xEV)市場全体の51.1%を占めた。
1~11月の累計販売台数は、前年同期比5.3%増の54万6045台。このうち乗用車は4.5%増の21万2569台、商用車は同5.8%増の33万3476台、1トンピックアップトラックは同7.7%減の16万7308台だった。
トヨタは同期間、累計20万5453台を販売。市場シェアは37.6%でトップ。市場シェア2位はいすゞ(11.9%)、3位はホンダ(11.5%)。
12月の自動車市場は、11月29日から12月10日まで開催された第42回モーターエキスポの予約数が好調で、回復の兆しを見せている。各メーカーは年末商戦に向けて新型車や販促キャンペーンを積極展開。予約台数は7万5246台で前年比38%増で、過去12年で最高を記録。12月の市場の成長の押し上げ要因になる見込み。