バンコク都は、ペット数の抑制と野良動物問題の解消のため、2026年1月10日から、物件ごとに飼育可能なペットの数を規制する。
カオソッドの報道によると、バンコク都(BMA)は、バンコク都庁条例(動物の飼育・放出管理条例)の来年1月10日施行を発表。同法は今年1月25日、官報に掲載していた。
コンドミニアムでは、20平方メートル~80平方メートルでペット1匹の飼育が可能。80平方メートル以上は2匹まで。
20平方メートル以下の土地では、最大2匹まで。20平方メートル~50平方メートルの土地では3匹まで。50平方メートル~100平方メートルの土地では4匹まで。100平方メートル以上は6匹まで。
2026年1月10日以前に飼育を始めたペットには、頭数制限を課さない。
BMAは、電子ペット登録システムの開発や、啓発資料の作成などの準備を進めてきた。飼い主に、犬・ネコへのマイクロチップの埋め込みを義務付け。動物登録申請書や世帯登録、飼い主の国民識別カードも必要。
調査によると、バンコクには犬5万4860匹、猫12万4194匹が生息。マイクロチップが埋め込まれた登録済みの犬は3万4296匹(62.5%)、猫は1万3768匹(11.09%)。