タイ南部大洪水による死者が100人を超えた。28日正午時点(日本時間)で、113人の遺体を発見。ソンクラー県ハートヤイ郡の第8地区では1万人以上が孤立し、そのうち約1000人は外国人だという。
カオソッドの報道によると、陸軍は同郡ハートヤイ地区のタラート・トゥア・ラッタカーン周辺とポム6地域に部隊を派遣し、孤立している160世帯に食料と飲料水を配布。負傷者を病院へ搬送した。
また、内務省地方行政局は、ハートヤイ区長のエーク・ヨンアパイ氏を、「洪水危機の最中で職務を放棄した」として停職処分。エーク氏と22日から連絡が取れず、命令伝達の遅れが多数の死傷者と財産被害を引き起こしたとしている。
エーク区長は、「水位が3メートルを超え、電力もインターネットもダウンし、連絡ができなかった。被災地に留まり、救助活動をしていた」とフェイスブックに投稿した。
また、当局はハートヤイ警察署長を27日に解任。副署長を臨時署長に任命した。