タイ警察本部は27日、住宅街に密かに拠点を置く外国系コールセンター詐欺団の特徴4つを特定し、国民に警告している。
MGRオンラインなどの報道によると、同本部副報道官のシリワット・ディーポール少将は、コールセンター詐欺の脅威の高まりを警察長官のキッティラット・パンペッチ大将が深く懸念していると語った。
犯罪詐欺グループは、携帯電話やソーシャルメディアを利用して国内外の被害者を狙い、摘発を逃れるためにマンションや住宅を借りて拠点にしていると指摘。一般人が詐欺拠点を見分けられるよう、4つの不審な特徴を解説した。
1つ目の特徴は、定職に就かない外国人3~6人が短期で宿泊施設を借り、近隣住民との関わりを避けて不規則な時間に活動しているケース。
2つ目は、被害者を騙す台本通りの外国語での会話が継続して聞こえるケース。
3つ目は、1日中窓のカーテンを閉め、夜間はライトが付いているケース。外国の被害者の生活時間に合わせて夜間に活動し、内部の活動を隠そうとする意図がある。
4つ目は、延長コードや複数のコンピューター、電話、ルーターが部屋に散乱し、出入りする人が多いケース。
警察は、違法行為撲滅のため、疑わしい行為があれば報告するよう呼び掛けている。