閣僚筋によると、タイのアヌティン・チャーンウィラクン首相兼内務大臣は、経済活性化と税収確保のため、アルコール飲料の販売区域規制と、午後の販売禁止規制の緩和を検討している。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、アヌティン首相は閣議で、全国の娯楽施設に対する区域規制の撤廃を検討するよう内務省と保健省に指示。下院解散前の来年1月までの実現を目指す。アヌティン首相は、「区域規制の緩和は難しくない」と述べ、法律ではなく省令のため、大臣の権限で廃止できるとの見方を示した。
現在の販売区域規制では、バンコクとチェンマイ、プーケット、チョンブリー、サムイ島の5主要都市の指定区域にある施設が、午前4時までの営業を許可されている。
バンコクではラチャダーピセーク通りやシーロム通り、ペッチャブリー通り沿いの指定区域にあるパブやバーの深夜営業が許可されているが、その他の地域では、娯楽施設営業許可を取得するか、ホテル内で営業する必要がある。
情報筋はまた、午後2時から午後5時までの酒類販売禁止の解除を検討していると語った。