タイの特別捜査局(DSI)は、3月28日に発生したミャンマー大地震で倒壊したバンコクの国家会計検査院ビルの建設を請け負っていた中国中鉄十局の株式を保有しているタイ国籍の3人を特定した。同社は株式を49%保有。タイ国籍3人が残りの51を%保有しているという。
マティチョンなどの現地報道によると、DISは株主らに対し、捜査への協力を要請。DISによると、タイ国籍3人の財務状況は、大企業の株式保有に見合わないという。
商務省の初期調査によると、ビルの建設請負業者は、中国企業の中国中鉄十局と新科源鋼鉄社。中国中鉄十局は13社の関連企業、新科源鋼鉄社は24社の関連企業があり、全ての情報を当局に提出する。
ピチャイ財務大臣は、外国人がタイ人名義を利用して株式を保有することを禁じる外国人事業法に、2社が違反しているかに焦点を当てると述べた。新科源鋼鉄車の株式の20%をタイ人が、80%を中国人が保有している。