タイ・バンコク都は15日、先月発生したミャンマー大地震の影響で倒壊した国家会計検査院ビルの行方不明者の捜索について、死者44人、負傷者9人、行方不明者50人と発表した。残る建物の瓦礫の高さは19メートル。
カオソッドなど現地メディアの報道によると、救助隊は11日、瓦礫のBゾーンで携帯電話の光を確認したとして、生存者の救出に向けて捜索を進めていたが、発見に至っていない。チャッチャート・シッティパン都知事は13日、救助隊が見た光は、救助隊のライトが鏡に反射したものだった可能性があると述べた。
都と防災軽減局によると、瓦礫の撤去は約50%完了。ソンクラーン連休中も、作業員らはフル稼働で重機と手作業による撤去を進めている。
チャッチャート都知事は「生存者は見つかっていないが、希望を捨てずに全力を尽くす」と述べた。