タイ深南部ナラーティワート県スンガイコーロック郡の地区事務所で8日夜、銃撃や爆発テロが発生し、防衛ボランティア2人が死亡、民間人3人を含む10人以上が負傷した。同事務所は国境通過許可証の発行を停止。同県内の他地区に業務を移管している。
公共放送PBSなどの現地報道によると、8日夜、武装した10人以上がピックアップトラックに乗って事務所に到着。敷地内に爆弾を投げ込み、警備に当たっていた防衛ボランティアに発砲して逃走した。
同地区長のスビヤン氏は、マレーシア入国のための国境通過許可証の申請は、タークバイ郡やスンガイパーディー郡など県内の近隣自治体で受け付けると述べた。スンガイコーロック地区事務所では、歳入局など他のサービスも停止中で、復旧までに約1カ月かかる見込み。同事務所では毎日約300枚の国境通過許可証を発行していた。
さらに8日夜から9日未明にかけて、同郡を中心に複数箇所で爆発が発生。同郡内のウォラカーン交差点やビッグC前、マハーラート競技場の裏などが標的となった、負傷者はいなかった。
一方、8日午後11時20分頃、パッターニー県サーイブリー郡でも防衛ボランティアの襲撃事件が発生。隊員が交差点を封鎖していたところ爆発が起き、3人が死亡、1人が負傷した。
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