タイのペートンターン・シナワット首相は17日、タイ国鉄が所有する土地にマンションや住宅を建設する「タイ人のための家」事業を発表した。これまで住宅を所有したことがない月収5万バーツ以下のタイ国民が入居できる。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、住宅事業は4件で、バンコク都トンブリー(コンドミニアム2100戸)とバーンスー(同1232戸)、パトゥムターニー県チェンラック(同1795戸)、チェンマイ県(戸建て720戸)に住宅を建設する。入居は2026年の見込み。
住宅を所有していないタイ国民約約587万世帯(総人口の27%)を対象にした事業で、住宅価格は100万バーツから300万バーツ。
購入できるのは住宅を所有していない月収5万バーツ以下のタイ国民(20歳以上)。購入後、5年以内に住居の所有権を譲渡できない。住宅ローンの支払いは月額4000バーツから。
ペートンターン首相は17日、バンコクのクルンテープアピワット(中央バーンスー)駅で事業を発表。住宅購入の抽選に参加するためのオンライン登録が同日午後2時に始まり、1200人以上が登録。アクセスが集中したため、公式ウェブサイトがダウンした。