経済不況下にあるタイで消費者は「買い控え」の傾向にあるが、美容関連商品の売上げは成長していることがドラッグチェーン・ワトソンの調査で明らかになった。美容と健康を重視するタイ人が多く、消費額は月額1000~3000バーツだった。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、同社は2024年11月、約4000人を対象に調査を実施。タイ国民の健康と美容への関心は高く、回答者の80%が健康のためにビタミンを摂取しており、半数以上が1~2種類を飲んでいるという。
健康と美容のビタミン購入に月1000~3000バーツ消費すると回答したのは半数に上った。
またインターネットで情報を検索して慎重に商品を選ぶ消費者が多く、回答者の93%はスキンケア商品の成分を説明できるという。回答者の60%は商品の詳細と効能、ブランドの信頼性を重視。価格やプロモーションより品質に関心があり、情報を調べてから購入するか判断すると答えた。
現代の健康と美容のトレンドについては、消費者の70%が天然成分の使用を重視。90%は環境に責任を持つブランドを重要視している。