観光ハイシーズンを迎えたタイ南部のプーケット国際空港が賑わっている。国際線の1日の利用者は平均3万人に達し、新型コロナウイルス感染症流行前の水準に回復している。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、同空港のモンチャイ所長は、11月から観光ハイシーズンに突入したと述べた。国内線利用者は1日平均約1万7000~1万9000人。2024年度の利用者は1600万人の見込みで、2025年度は1800万人に達すると予測している。
航空便数もコロナ渦前の水準に回復し、1日平均約300便。最大600便まで対応できる。
モンチャイ所長は、中国からの航空便と乗客は完全に戻っていないが、欧州・ロシアからの利用者が急増していると説明。観光ハーシーズンは11月から2月で、クリスマスや正月、旧正月は最も利用者が多くなるという。
同空港では、国際線・国内線の追加便が就航予定だ。12月からはリヤド(サウジアラビア)からの直行便が就航。これまでドーンムアン空港とスワンナプーム空港のみで運航してたタイ・エアアジアXは、プーケット~カザフスタン線の直行便に就航する。
同空港の第2段階の開発計画については、国際ターミナルビルの拡張に総額60億バーツを割り当てる。約1年の設計段階を経て、2025~2026年に件増を開始。2028~2029年に完成する予定。ビル拡張により、空港の年間対応能力が1250万人から1800万人に増加する見込み。
同所長はまた、プーケット第2空港であるパンガー県のアンダマン国際空港について、現在は実現可能性の調査段階だと報告。予算は800億バーツ以上。総合面積は7500ライ、滑走路を2本建設する計画。