「フリーランニング」は都心などを自由に走り回る挑戦的でスリリングなスポーツだが、タイの首都バンコクでは、ある男がバンコク・メトロMRT駅でエスカレーターの手すりの上を走ったり滑り降りたりする動画を公開し、批判が集まっている。MRTを運営するバンコク・エクスプレスウェイ・アンド・メトロ(BEM)は25日、迷惑行為だとして警察に通報した。
カオソッドなどの報道によると、動画は22日、フェイスブックに投稿された。BEMが駅構内の防犯カメラを確認したところ、22日午後1時43分、ブルーラインのワットマンコン駅の1番出口で、通勤客の群れの中を走ったり、エスカレーターの隙間に乗って滑り降りたりする男が映っていた。
フェイスブックの投稿には多くの批判コメントが寄せられ、投稿の削除を提案する人もいたが、男はこれを断り、「ありがとう」「逮捕されていないよ」と返信していた。
BEMは25日、男が公衆に危険を及ぼす可能性のある不適切行為で起訴されたと発表。動画は現在、フェイスブックから削除されている。
公共交通機関の運営者は、エスカレーターの間に障害物を設置し、駅の警備を強化すると述べた。