ダム上を鉄道が走ることで人気のタイ観光地、パーサック・チョンラシット・ダム(ロッブリー県・サラブリー県)では、自撮りに夢中で列車の接近に気が付かない観光客が増え、大事故に繋がりかねないとして批判の声が集まっている。
マティチョンの報道によると、フェイスブックページ「ヤークダンディアウチャットハイ・リターンパート6」では、鉄道橋の線路脇で自撮りする観光客の側を、ギリギリで通過する列車の動画が投稿された。観光客は列車の接近に気が付いていないのか、その場から離れる様子はなかった。
動画の列車はディーゼル機関車だが、貨物列車の場合は大事故に繋がりかねないと批判が殺到。コメント欄には「もっと気を引き締めて。自撮りに夢中で安全を考えていない。鉄道員にも配慮して欲しい」などの書き込みがあった。
タイ国政府観光庁によると、ロッブリー県とサラブリー県にまたがるパーサック・チョンラシット・ダムは、タイで唯一鉄道がダムの上を走行することで人気の観光地。鉄道ファンや国内外から多くの観光客が訪れる。