タイ東部チョンブリー県のカオキアオ動物園は、園内で中国人観光客のグループがパチンコを使ったとして警察に通報した。タイガーバレーゾーンでパチンコを使う様子がTikTokに投稿され、批判が集まっていた。
マティチョンなど現地報道によると、動物園には自由に歩き回るサルが生息しており、職員は通常、サルが観光客に近づきすぎるのを防ぐためにパチンコを携帯しているという。
同動物園の園長は、観光客の行動が他の動物への虐待に繋がることを懸念。警察に被害届を提出するよう警備責任者に指示したという。
また園側は、観光客が動物園にパチンコを持ち込んだり動物に危害を与える行動をしたりしないよう、ツアー会社に通知した。
同動物園では先月、コビトカバの子ども「ムーデン」が休んでいるところに貝殻を投げたり、水をかけたりする観光客が現れ、園側は監視カメラを設置するなど対策を進めていた。