29日未明、タイの首都バンコクのラートクラバン通りで建設中の高速道路からピックアップトラックが転落し、1歳の女児を含む家族3人が負傷した。運転手は、高速道の入り口に警告表示が無かったと証言している。
公共放送PBSの報道によると、現場はスックサマーン交差点付近で、建設中の高さ10メートルのラートクラバン~オンヌット高架橋。警察と救助隊が駆け付けたところ、大破した状態の車両を発見。車内には33歳男性と31歳女性の夫婦と、1歳の娘が閉じ込められていたため、特殊工具を使って救出。3人を病院へ搬送した。
運転していた男性の証言によると、高速道路の入り口にはバリケードや立ち入り禁止の看板も無く、工事中と知らずに約500メートル走行したという。真っ暗で見通しも悪く、そのまま道路が途切れた地点から落下。下に駐車していた22輪トレーラーに衝突したと話した。
警察は現場検証と運転手への事情聴取を続ける予定。