タイの灯篭流し「ローイクラトン」発祥の地であるスコータイの「スコータイ・ライト・アンド・サウンド2024(ロイクラトン・フェスティバル)」が、2024年11月8日(金)~15日(金)にスコータイ歴史公園内ワット・マハタートで開催される。
タイ国政府観光庁によると、毎日午後7時開始。最終日の15日は、午後7時と午後8時30分の2回。チケット料金は、ステージ前から外側の席まで3種類(1200バーツ、900バーツ、500バーツ)から選ぶ。
祭り期間中は、早朝の厳かな托鉢儀式や、灯篭(クラトン)のパレードやコンテスト、古き良き時代の地元の人々の暮らしを再現した展示・パフォーマンスなどのイベントがある。
日暮れからは、スコータイ王朝の歴史にまつわる壮大な光と音のミュージカル・ショー(ライト&サウンド)があり、300人以上のプロのパフォーマーたちが、観客を王国建国当時の古代へ誘う。
ローイクラトンは、毎年陰暦12月(新暦10月~11月頃)の満月の夜、タイ全国各地で行われる。13世紀のスコータイ王朝時代、川の女神プラメー・コンカ へ感謝を捧げるため、当時の王妃がバナナの葉でハスの花をかたどったクラトンを作り、川に流した(ロイ=流す)のが始まりとされている。
現在でも川への感謝の気持ちを表したり自らに宿る穢れを濯いだりするため、ロウソクや線香、花などで飾ったクラトンを水面に流し、祈りをささげる伝統がある。