タイ国政府観光庁(TAT)によると、シリキット前国王妃の誕生日である12日の「母の日」を含む連休(8月10日から12日)の国内観光は、旅行者約260万人、観光収入93億9000万バーツで、7月の連休に比べ悪化する見込みだと分かった。
クルンテープ・トゥラキットの報道によると、TATのターパニー総裁は、7月のアサラハブーチャ (三宝節)とカオパンサー (入安居)の4連休に比べて3%減、ラーマ10世国王陛下誕生日の2連休に比べて5%減少する見込みだと述べた。
同氏は、7月の2度の連休で行楽に出掛けたばかりだという日程や、家計負債、生活費の高騰、雨天などを要因に挙げた。
母の日連休の旅行の目的地は、多くの人が近距離観光を選択。購買力が高い一部の層は、母親と海外旅行するという。トラベルシード社によると、1万バーツ未満の特別ツアーパックが人気で、行き先は主にベトナム、マレーシア、シンガポール、中国など近隣国が多かった。
期間中の人気国内観光地は、1位:中部(西部含む)67万2740人、2位:東北部48万5690人、3位:東部46万3640人、4位:バンコク43万7600人、5位:南部27万5770人、6位:北部26万1060人の見込み。
観光収入が多い地域は、1位:バンコク23億2800万バーツ、2位:東部19億8600万バーツ、3位:南部15億7400万バーツ、4位:中部(西部含む)14億2500万バーツ、5位:東北部10億7700万バーツ、6位:北部10億100万バーツ。
タイ観光産業評議会(TCT)の調査によると、地方住民の第3四半期の連休動向は、7月の連休よりも旅行計画を立てている人が減少し、TATの予測と同じ傾向を示した。県内旅行が30%、隣県旅行が14%、地域をまたぐ旅行が19%だった。
地方住民の母の日旅行の人気目的地は、1位:バンコク43万7600人、2位:カーンチャナブリー県:19万4600人、3位:チョンブリー県16万5520人、4位:プーケット10万1600人、5位:ラヨーン県9万8980人、6位:ナコンラーチャシーマー県9万4740人、7位:プラチュワップキーリーカン県7万6410人、8位:アユタヤ県6万5910人、9位:ロッブリー県5万4190人、10位:ウドンターニー県5万1810人。