タイ工業連盟(FTI)は25日、融資承認の厳格化によるローン拒否率上昇などの影響で、国内の自動車生産台数目標を、190万台から170万台に引き下げた。国内販売向けは75万台から55万台に引き下げた。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、FTI自動車産業部会のスラポン氏は、家計債務は対GDP比90%に達し、経済不況で世帯収入も伸びず、消費控えに繋がっていると述べた。海外からの投資や製造業生産指数も低下が続いている。
6月の自動車生産台数は、前年同月比20.11%減の11万6289台。輸出向けは同3.7%減の8万1767台。国内向けは同43%減の3万4522台。
1~6月は前年同期比17.39%減の76万1240台。輸出向けは同2.73%減の51万6183台。国内向けは同37.3%減の24万5047台。
6月の国内自動車販売は、前年同月比26.04%減の4万7662台。ピックアップトラックの販売は同36.44%減、ピックアップ乗用車(PPV)車も同49.98%減少した。
6月のバッテリー式電気自動車(BEV)の新規登録台数は、前年同月比17.46%減の7990台だった。